秋葉原・STEP

2022年09月10日

30年位前に秋葉原にステップ(STEP)という

パソコン関係の販売店がありました。

当時ものすごい人気のお店で、

このお店の特徴として、

5つの事をしません!

を謳い人気となりました。

そのキャッチフレーズも斬新で話題にもなった感も。

その「やりません」の5つとは。

  1. 1. 商品の説明はしません!

  2. 店内では大きなラックに箱に入った商品が沢山積まれていますが、

  3. その商品の説明は一切しません。

2. 商品の展示はしません!

商品は箱に入っている状態で、展示されている商品はありません。

3. 一度買った品物は交換しません!

自分でよく調べてから購入してください。

PCモニタなど思ったより小さかったので

もう一つ大きなもに交換して下さい、はダメです。

4. 一度買った品物は返品しません!

買ってから間違って買った、または不要になったなど未開封状態であっても、

返品は受け付けません。

5. 無料サービスは一切しません!

商品は棚から取り出してレジまで自分で持ってきて下さい。

店員はお手伝いしません。

※ただ商品はラックに高く積まれていたので、

手の届かない商品は取ってくれたような気もします。

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このサービスは物珍しさもあって、秋葉原でもあっという間に、

超有名人気店に。

私も何度となく足を運びました。

秋葉原店はショップが密集しているエリアではなく

ちょっとハズレた場所で、

肉のまんせい 本店 の近く

大通り反対にPCパーツ屋が何軒かあるくらいで、

どちらかというとあまり人通りの少ない場所です。

ただ、これらの「やりません!」をやった結果なのか、

どこのお店よりも安かった、という記憶があります。

 

このように店内に展示されている商品はなく、

箱に入ったままの商品が山積み。

しかしその人気も数年で下火に。

1996年にあえなく潰れてしまいました。

たしか、ステップに触発されて、

値段を安く販売するお店が多数追随してきて、

他店はサービスする上にステップより安いみたいな。

商売する上で、いろいろ斬新なアイディアで挑戦するのはいいのですが、

環境が変わり、他店も追随してきたならまた路線を変えて、

新たな事業形態に路線転換しないといけなかったところ、

それが出来ず、当初の「5つのNO!」を堅持したために、

客が離れて行ってしまった、という流れでした。

タピオカも空前の2回目のブームで盛り上がったものの、

下火になってきたら、

路線を身軽に変えていけなかったお店は淘汰された。

というのと同じですね。

今朝のテレビでは100年前に和菓子屋として創業したものの、

50年間に洋菓子屋に転向していま人気店となり、

地域に親しまれているということをやっていました。

ある人の言葉で好きな言葉があります。

とにかくやってみよう!

ダメだったら変えればいいんだから

なにか良いアイデア・方策があれば

とにかくやってみる。

ダメならその都度変えていこう!

というもの。

我々DTP制作会社も苦境が続いています。

どう変化していったらいいのか、

とにかく営業!

クライアントを増やしていければ

商売成り立っていきますが、

日々日々考察です。

  
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