2023年01月05日
北尾先生から念頭の所感がでました。
毎回難解と思いながら拝読していますが、
今回はちょっと突っ込みどころがあれこれと。
とりあえず長文ですが先生の文面を恐縮ながら拝借!
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『年頭所感』(2023年1月5日 13:30)
明けましておめでとう御座います。
吉例に従い、今年の年相を干支により考察しましょう。
今年の干支は「癸(みずのと)卯(う)」、
音読みでは「キボウ」です。
まず癸ですが、甲から始まる十干(じっかん)の十番目、
つまり最後です。
だから、この癸の字を含む年は、
転換期となることが多い年であり、
甲から始まる十年間の締め括りの年とも言えるのです。
字義としても「めぐる」「ひとまわりする」
「回転する」「転換する」があります。
癸の甲骨・金文等の古代字形を見ると
矢尻を四方に突き出したような形をしており、
「兵(ぶき)なり。三鋒(ぽう)矛(ほこ)なり」
といった解釈もあります。
四つの刃がぐるっと一巡すれば周辺はなぎ倒されます。
中略
こうした「癸」の字義から今年は次の新しい十年の
飛躍に向けた布石を打っていく年です。
従って、万事筋道を立てて熟慮し、それに則って
計画を立ててテキパキと処理していかなければなりません。
筋道を逸脱し、方針が曖昧だと
人々の不平・不満が爆発して、
混乱をきたし、「一揆」が起きることもあります。
他方、「卯」の字義ですが『説文』によると
音通で冒(ぼう)と読み「万物地を冒(おか)して出ず。
門を開くに象(かたど)る」とあります。
新しい世界が開けていく年と見ることが出来ます。
中略
以上統合すると、癸卯の年は、原理・原則を弁えて、
緻密な企画・政策を立てて万事正しく筋を通して
同士と力を合わせどんどん実行して行くと繁栄に向うが、
これを誤ると事柄が紛糾して
動乱を招くという意味を含んでいます。
そのため一旦やり方を間違うとなにもかもが壊れて、
ご破算にもなりかねない年である。
しかも、来年は、旧体制が破れて新たな激動が
始まる「甲辰」の年へと移っていくことになります。
日本内外の政治・経済情勢は現在すでに混迷を極め、
実に難局にあるのです。
中略
日本は実に先進国への道に向け、国際的地位の向上と
開放体制への移行を着々と推進したのです。
こうして癸卯の字義・五行・史実を見てきますと、
前記したような今年の年相が浮かび上がってきます。
つまり、干支学的には国内外の政治・経済への
取組を一歩間違えると難局とも
言える状況に陥る可能性が高いのです。
SBIグループはこうしたことに十分に
留意し左記のような形で更なる事業の
成長発展に向け挑戦して行かなければなりません。
第一に、一年単位で物を考えず、
次の新たな十年の成長に向けた布石を打つ
といったような少し長めのスパンで事業を
再構築する必要があります。
中略
目標を明確化し更にその達成度を
明示しなければなりません。
そうやりながら計画を常にブラッシュアップ
していくのです。混迷の時代には
それに対応するべく、より具体的かつ緻密な
計画とそれを踏まえた迅速な行動が不可欠なのです。
中略
最後に、原理・原則を踏まえつつ、
筋を通すということでは、先ずやるべきは、
SBIグループの創業時に制定した五つの
コーポレートミッションに立ち返り、
それらと自分の取り組んでいる
プロジェクトとの一貫性や整合性に付き
吟味することです。以上、今年をこれからの
十年の飛躍の年に向けた第一歩にしましょう。
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先生は漢詩がお好きなので毎回いろいろな語句を
取り上げてのアップとなりますが、
今年は十干10年の最後で跳びはねる年
(十二支ではありません)、
その最後の年にはいろいろ大きな変革・事件がある。
との警鐘。
とは言え、重大な事件・事故・気象事象などは
毎年あるわけで、今年気をつければ残り9年が安泰
というわけではありません。
念頭の挨拶・所感なので、今年に限らず
毎年の念頭に際して、
すべての物事に対して柔軟に対応・準備しましょう!
何かが起こってからでは遅い。
の警鐘かと思います。
今年はウクライナ戦争は終わるのでしょう。
(期待を込めて)
アメリカのインフレは今年落ち着きを見せ始めています。
米金利は今年後半は下げに転じる可能性も高くなってきています。
ただ、日本の金利は、上昇傾向に。
以前0.25%で日銀が無制限に買っているハズの
国債がちょこちょこ0.25%を上回わり、
おかしい・なんで? と思っていたら、
黒田総裁の急な方針転換で0.5%容認の宣言。
いずれ0.5%もちょこちょこ超え、
さらなる金利上昇を追認することになるのでしょう。
今年は物価も上がり続ける年になるかと思いますが、
対応策として節約節約! と個人的な感想。
値上がりするものは仕方ありません。
で、値上げをした企業が原材料の値上がりを吸収
するだけではなく、
業績も潤い、社員の給与を上げ、
それが連鎖していけば、きっと景気も良くなるハズ!
と期待したいです。
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