2022年10月30日
韓国で150人以上が死亡する群衆による圧死事故がありました。
日本では明石の事故がまだ多くの方の記憶にあるところです。
日本ではほとんど報道もされず知る人もいませんが、
中国の上海でも同様の事故がありました。
年号を確認すると2014年。
もう8年前なんですね。
36名の方々が亡くなりました。
実は私はこの現場にいました。
大晦日の夜、私は友人とカウントダウンのイベント(花火)を
見るために上海の外灘(ワイタン)と呼ばれる場所に行きました。
川沿いはこのようにとても広い遊歩道。
普段は大勢の人が訪れても広い道なのでスカスカですが、
この大晦日の日はもの凄い人がこのワイタンに訪れ、
また地下鉄の駅も前後3駅くらいが閉鎖された為、
人々がどんどん集まる一方でその流れの出口になる場所もなく、
混雑は増すばかり、群衆から出ようとすると、ずらーっと並んだ警官が
なぜか出る人も制止して、人に押され息もだんたん苦しくなるという状況が。
私と友人は運良く階段の手すりの上に登り、群衆の圧迫から逃げることが
できましたが、そうこうしているとあちこちから怒号や悲鳴。
しかし人が多すぎでざわめきもあったので、押して押されて、
大声を出しているだけなのでは? という気持ちで、
大ごとになっているとは思わず午前0時を迎え、
カウントダウン花火を見ることが出来、花火が終わると
だんだん人もはけてきて、私たちも帰ることが出来ましたが、
そうこうしている間に救急車が何台もくる状況に。
まだまだ多数の群衆であまり気にはとめず、
帰路に着きましたが翌日のニュースで
36名もの方が圧死したとのことで驚きでした。
フランスの凱旋門でカウントダウン花火を見るために、
何度かお正月に行ったことがありますが、
ここも凱旋門の駅の前後3駅くらいが20時くらいから閉鎖になり、
23時頃には大変な人であふれかえりましたが、
どうにも身動きがとれずというところまではいかず、
みなさん押され押しつつも凱旋門のカウントダウン花火を楽しめました。
毎年クリスマスの時期にはシャンゼリゼ通りの並木が
まっ赤なイルミネーションで飾れるのは見ていて飽きません。
で、このようなイベントは何かアクシデント(大きな爆発音がするとか)
でもあれば群衆雪崩も発生し事故にもつながりかねない。
どう防いだらいいのか今後も各種イベントでは対策が
悩ましいところです。
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