アナログレコード

2022年10月28日

ここ数年アナログレコードの需要が年々高まっているとか。

なんで? デジタルの方が絶対いいハズ!

では、良い物とは何? と改めて考えてみると。

アナログとデジタルの違いは、考えるに大きく3つ。

 

デジタルの特徴として、

★雑音が無い!

★複製が無限に出来る!

★データの劣化がない!

ではないかな、と。

 

ならば、やはりデジタルに劣るアナログの人気が高まっている理由はないハズ。

しかし、「良いもの」「楽しいもの」は別物。

行き着くところまでほぼ行き着いたデジタル技術。

この先の進歩は何があるのか?と考えると、

処理容量と処理速度?

測定器を使わないとこの先その進歩がわからないかもというデジタル技術。

そんなところに価値は感じなくなり、

良いものではなく楽しいものに価値を感じ始めているのではと思います。

 

アナログレコード。

あの大きな盤面とライナーノート。

CDなどにもない存在感と所有感も。

ジャケットからレコードを取り出しプレーヤーにレコードを乗せ、

そして針を落とす。

ザーザーというノイズの音がスピーカーから流れ、

そして音楽が始まる。

なんとも楽しい瞬間ではないかという気がします。

 

そして、単に音楽を聴くだけではなく、

レコードプレーヤーの機器を選ぶ楽しみ、

レコードプレーヤー本体だけではなく、

レコード針部分のカートリッジを選ぶ楽しみ。

このカートリッジはレコード盤に刻まれた溝を振動に変え、

更にその振動を電気振動に変える機能があります。

モーターの逆といえば逆の構造。

その為に強力な磁石がカートリッジの中にありますが、

その磁石をレコード針部分に置くか、カートリッジ本体に置くかで

MMカートリッジMCカートリッジに分類されます。

大きな磁石の製作(設置)が困難なMCカートリッジの方が

良い音がするとされていたのが当時の常識。

当時最強の磁石と言われていてサマリウムコバルト磁石

磁力が強力であれば強力であるほど音が良いとされていました。

今はその磁石とは比較にならないくらいの強力なネオジム磁石が存在します。

ふと、ネオジムを使ったカートリッジ、って今はあるのだろうか?

と思い検索すると、ありました!

ネオジムMCカートリッジ

受注生産で値段は驚きの255000円!

こんな高いカートリッジを買う・買えるのも

楽しみにひとつかもしれないし、

もっと安くても買って使うのも楽しみ

となるものなのかもしれません。

これからは手間がかかる! 不便! 性能も劣る!

でも楽しい!

という品物が受けいれられる時代

になるのかもしれません。

       
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